注意!
2023年7月分より提出方法が大きく変更されました。最新の提出方法については、下記の記事で解説しています。
関連記事:【最新版】PSA日本支社へのPSA鑑定の出し方を解説【ポケモンカード】
この記事では、これからPSA鑑定を出したい方に向けて、PSA鑑定の出し方をポケカを例にして解説していきます。
この記事で解説するのはPSA日本支社への出し方になります。
PSA代行サービスを使わずに自身でPSA鑑定を行いたい方は参考にしてください。
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※注意:予約の際には、販売元がAmazonになっていることを必ず確認してください。
次回のPSA鑑定の受付期間
日本支社では、PSA鑑定はいつでも受付をしているわけではなく、受付期間が決まっております。もし受付期間外に提出してしまうと、着払いで返送されますので注意してください。
次回受付は7月11日から7月21日必着
次回のPSA鑑定の受付予定が7月11日から7月21日と告知されました。オンライン申込でラベルシールが不要になるとのことで、米国本社への直出しと見た仕組みになりそうです。
最新の提出方法については、下記の記事で解説しています。
いますぐ提出したい方へ
いますぐPSA鑑定を出したい方は、米国本社に出す方法があります。米国本社に出したい方は、次の記事を参考にしてください。
参考記事:PSA鑑定をアメリカ本社へ初めて直出しする方法をポケカを例にして解説
PSA鑑定の流れ
PSA鑑定は日本支社に提出した場合、出したカードが返却されるまで約8ヶ月かかります。返却までの大まかな流れは次のようになります。
- 申込書記入
- 梱包及び発送
- グレーディング
- 返却
グレーディングを行う際には、まずカードの真偽鑑定及び加工の有無の確認がされます。本物のカードかつ加工がされていないカードのみがグレーディングの対象となります。
事前に準備が必要なもの
PSA鑑定を出すためには、提出するカードに加えて以下のものが必要となります。
- カードセイバー
- カードスリーブ
- ラベル
- 梱包資材
この中で「カードセイバー」「カードスリーブ」「ラベル」は鑑定を実施してもらうために必須のものです。梱包資材はカードが十分に保護されていれば梱包方法や梱包資材の種類は問いません。
以下にPSA鑑定に利用するために実際に使用したものを掲載します。
このほかに輪ゴム・ダンボール・ガムテープは家にある適当なものを利用しました。
カードセイバーは申込書の添付に記載があるように、Ultra PROなどの鑑定用のカードセイバーであれば問題ありません。
在庫が日本のAmazonにない場合は、アメリカのAmazonから購入する方法もあります。
また注意点として、提出に利用するカードスリーブは両面が無色透明でなければいけません。
PSA鑑定の出し方
PSA鑑定を出すためには、以下のことを行います。
- 申込書の記入
- 梱包
- 発送
申込書または梱包に不備がある場合、該当するカードは鑑定してもらない可能性があります。また発送の際に受付期間に到着するように発送しないと、着払いで返却されます。
申込書はPSA公式サイトの料金・申込方法よりダウンロードすることができます。下へスクロールしていくと「申込書をダウンロード」と記載されたボタンがあるのでダウンロードを行います。
ボタンをクリックすると、次のようなページが開きます。また同時にPDFがダウンロードされます。
申込書の記入は署名を除いて、手書きでもPCでの記入でもどちらでも問題はありません。Eメールを間違ってしまうと鑑定の受付メールなどが届かないため、心配な方はPCでの記入をおすすめします。
申込書の印刷を行っておきます。申込書を印刷すると次のように4枚が印刷されます。
1枚目が提出用の書類です。2枚目以降は提出の必要がない書類になります。
2枚目は保険と送料の料金表とPSA評価条項が記載されています。
3枚目は申込書の記載および送付方法について記載があります。申込書の記載で迷った際には、まずこちらを確認するようにしましょう。
4枚目には、発送前に確認すべきチェックリストが記載されています。
以下で申込書の具体的な記入法を解説していきます。
今回は拡張パック「ドリームリーグ」収録のソルガレオ&ルナアーラGXを例に記入方法を解説します。
申込書の記入
申込書の記入方法を解説していきます。基本的には、料金・申込方法にある申込記入例を参考にしていけば問題ありません。
Step0. 申込番号と氏名
まずは申込番号が申込書に記載されているか確認します。記載されていない場合は、PSA公式サイトのお問い合わせより確認してください。
続いて氏名を英語で記載します。PSAお客様番号は発行されている方のみ記載が必要です。初めてPSA鑑定を行う方は、PSAお客様番号が発行されていませんので記載の必要はありません。
Step1. お客様情報と返納先住所
連絡先とPSA鑑定終了時の返却先住所を記載します。こちらに記載されたEメールにPSA鑑定の進捗情報が通知されます。Eメールを間違ってしまうと、進捗がわからずに不安な日々を過ごすこととなります。英語や数字の読み間違えが起こりやすいアドレスの場合、印刷の前にパソコンで記入しておくことをおすすめします。
Step2. 提出する申込口数
申込する口数を記載します。これは提出する申込書の数と同じ数になります。
例に記載があるように、レギュラーとXPサービスを申し込む場合、申込書を2つに分ける必要があ流ため、2と記載する必要があります。これはStep4で解説しますが、1つの申込書につき申し込めるサービスの種類は、1つしか選べないからです。
Step3. 返納先
返納先は2023年2月時点で「お客様のご住所への返納」しか選ぶことができません。印刷時点でチェックが入っていますので、特に記載すべきことはありません。
Step4. お申込の種類
申し込むサービスの種類を選択します。選択欄はお申込みの種類とサービスレベルに分かれています。
申し込めるサービスの種類には、次の4つがあります。(2023年2月時点では、クロスオーバーの受付をしていないため、3つになります。)
- グレーディング・・・カードの格付け
- レビュー・・・カードの再鑑定
- クロスオーバー・・・他社のグレード済みカードの鑑定
- リホルダー・・・PSAホルダー(ケース)の入れ替え
グレーディング以外のサービスは、鑑定済みホルダーに入っているカードが対象となるサービスです。間違えてしまうと鑑定されずに返却されてしまう可能性もありますので、注意してください。
今回は未鑑定のカードの鑑定になりますので、グレーディングにチェックを入れます。
サービスレベルは、鑑定に提出するカードの価格によって選択します。異なる価格帯のカードがある場合、申込書を複数枚に分ける必要があります。
例えば、拡張パック「ドリームリーグ」に収録されている「メイ」と「ソルガレオ&ルナアーラGX」を鑑定に出したい場合は、申込書を2枚作成する必要があります。これは「メイ」の相場価格が10万円でサービスレベルXPに該当し、「ソルガレオ&ルナアーラGX」の相場価格が2万円でサービスレベルレギュラーに該当するためです。
今回の解説では、「ソルガレオ&ルナアーラGX」のみの提出ですので、レギュラーサービスを選択します。もし選択するサービスレベルに迷う場合は、低めのサービスを選択しておいて問題ありません。鑑定の結果、申告価格よりも価値のあるカードと鑑定された場合、支払い時に追加で料金が請求されます。
Step5. カードの詳細
カードの詳細を記入していきます。
- 枚数・・・提出する該当カードの枚数を記入します。
- カテゴリ・・・ポケカの場合はTCGを記入します。
- カードセット名・・・ポケカの場合はPokémonと記入します。
- 発行年・・・カードの下部に記載されている年数を記載します。
- カード番号・・・カードの下部に記載されているカード番号を記載します。
- カード名・・・提出するカードの名前を日本語で記載します。
- 特殊性・・・レアリティ(SR・HR・UR)やホログラムを記載します。必須は記載ではありませんので、空欄でも問題ありません。
- 発行済証明番号・・・レビュー・クロスオーバー・リホルダーに申込む場合、鑑定済みホルダーに記載されている発行済証明番号を記載します。グレーディングの場合は空欄になります。
- ミニマムグレード・・・ここに記載した数値以下のグレードと鑑定された場合、PSA特殊ホルダーに入れないことを希望する場合に記載します。2023年3月分の申込では、受付していないサービスのため、空欄にしておきます。
- 申告価格・・・提出するカードの相場価格を記入します。記入する価格は価格×枚数になります。もし「ソルガレオ&ルナアーラGX」を2枚提出したい場合は、25,000(価格)×2(枚数)=50,000円となるため、申告価格に「50,000円」を記入します。
- 申告価格の合計・・・提出するカードの申告価格の合計を記載します。
カードの詳細で何を記入したら良いかわからない場合は、申込記入例を参考にしてください。
Step6. クオリファイヤなし
「クオリファイヤなし」にチェックを入れるかどうかは自由です。
そもそもクオリファイヤとは、なんなのか解説します。
クオリファイヤとは、PSAの評価基準に該当しない目立った欠点のあるカードの場合、グレードの数値の後にアルファベット2文字が表示される制度です。
クオリファイヤには以下の種類があります。
- OC・・・枠ずれ
- ST・・・シミ
- PD・・・印刷不良
- OF・・・ピントが合っていない
- MK・・・筆記跡
- MC・・・裁断ミス
クオリファイヤなしにチェックを入れると、クオリファイヤと判定された場合にアルファベット2文字を付加する代わりにグレードを1つまたは2つ格下げして表示します。
例えば、クオリファイヤ付きで7OCと判定されたカードの場合、クオリファイヤなしでグレードを付けると5となります。
「クオリファイヤなし」にチェックを入れるかどうかは自由です。ただPSA10には、クオリファイヤ付きのグレードは存在しません。
鑑定カードの売買を行いたいなら、個人的には「クオリファイヤなし」にチェックを入れておくことをおすすめします。その理由としては購入側からすると、クオリファイヤ付きのグレードは価値の判断がしにくいためです。
カードの価値を明確にしたいために鑑定に出しているのに、クオリファイヤが付くことでカードの状態が不明瞭になってしまうためです。クオリファイヤ付きで9OCを取れるカードは、クオリファイヤなしで良ければグレード8を取れる可能性があります。
クオリファイヤ付きにするとグレードの数値が大きい方が見た目は良いですが、どちらにするかはお好みで決めましょう。
Step7. グレーディング料と消費税
鑑定にかかる料金を記入します。
- C・・・枚数かけるサービスレベルごとの料金(今回の例ではレギュラーサービスに1枚提出するため、1(枚数)×3,300(料金)=3,300円となります。)
- D・・・鑑定にかかる事務手数料です。これは固定で決まっています。
- E・・・保険と送料にかかる金額を記載します。これは申込書を印刷した際に出てくる2枚目の用紙またはPSA公式サイトの料金・申込方法の送料等に記載されている料金を記載してください。
- F・・・C・D・Eに記載されている金額を合計した金額を記載します。基本的には鑑定終了時にこの金額が請求されることとなります。
Eの金額を記載する際は、以下の料金表を参考に記載してください。今回はカードの枚数が1枚であり、申告価格が25,000になるので、2,750円と記載しています。
Step8. 支払い方法
鑑定終了後の返却前に料金の支払いが必要となります。支払い方法はPayPalのみに対応しています。
Step9. 署名
申込書の下部にある署名欄に英語で氏名と申込書を作成した日付を記載します。日付の記載は日本語で問題ありません。
以上が申込書の作成方法となります。
梱包
カードの梱包および発送のための梱包方法を解説します。
Step1. カードセイバーにカードを入れる
提出用カードをカードセイバーに入れます。この際にカード保護のため、カードをソフトスリーブに入れることが推奨されています。
まずはカードをスリーブに入れます。
そしてスリーブに入れたカードをカードセイバーに入れます。
カードセイバーにカードを入れる際に少しコツが必要です。少し力を入れて、カードセイバーの口を開くように維持しておくと入れやすくなります。無理して入れてしまうと、カードが傷つく原因となりますので、カードセイバーに入れる作業は慎重に行うことをおすすめします。
カードセイバーではなく、トップローダーやサイドローダーでは受け付けてもらえませんので、注意しましょう。特にAmazonの在庫は時期によって価格が大きく変化しますので、安いうちに買っておくことをおすすめします。カードセイバー1枚あたり30円くらいが相場です。
Step2. ラベルシールを貼る
ラベルシールに申込番号(Sub#)とライン番号(Line#)を記入して、カードセイバーに貼り付けます。ラベルシールはカードにかからないように貼り付ける必要があります。
ラベルシールに記載する申込番号は、次の箇所の数字になります。
ライン番号は次の箇所の数字になります。
今回の例では申込番号が「3501598」、ライン番号が「1」になります。つまり次のようにラベルに記載します。
Sub#3501598
Line#1
ラベルシールをカードセイバーに貼り付けます。ラベルシールを貼り付ける際は、しっかりと貼り付けて剥がれないようにしましょう。
ライン番号を記入する際に同じカードが複数枚ある場合、ライン番号の横に「/」を書き、その横に1から番号を振っていきます。
例えば、申込書の2番目のカードが3枚ある場合は、次のように記載します。
Sub#1234567 Line#2/1
Sub#1234567 Line#2/2
Sub#1234567 Line#2/3
Step3. カードを保護する
カードを保護するために5枚以下の場合は、ダンボールで挟んで固定します。
カードセイバーより大きなダンボールを2枚用意してください。
次のようにダンボールからはみ出ないようにカードセイバーを置きます。
そしてダンボールで挟み、輪ゴムで縦と横を固定します。縦と横に1本ずつでも良いですが、心配な方は画像のように2本ずつ止めることをおすすめします。
6枚以上の場合は、ダンボールで挟むと中でずれてしまう可能性が高くなるため、カードセイバーごとエアパッキンで包むことをおすすめします。エアパッキンがどうしても用意できない方は、ダンボールの束を複数個作るといいでしょう。
カードセイバーに入れた後の梱包については厳密な決まりがないため、自身のカードが傷つかないことを考えて行うようにしましょう。
ダンボールやエアパッキンの固定は必ず輪ゴムで行いましょう。テープを利用すると、テープをカットする際にカードを傷つけてしまう恐れがあるからです。
Step4. ダンボールに詰める
保護したカードと申込書をダンボールに詰めます。保護したカードが動かないようにエアパッキンを入れることをおすすめします。申込書を入れる位置は特に決められていませんが、上に置くといいでしょう。
少ない枚数であれば、レターパックライトなどの発送も可能です。
以上が梱包方法の解説になります。
発送する
Step1. 発送前チェック
発送前に以下のチェックリストをご確認ください。
- 申込書に署名をしている
- 申込書の右上に申込番号が表示されている。表示がない場合は、問い合わせ済みで番号を取得している
- 2つ以上のサービス(またはサービスレベル)を利用している場合、異なる申込番号を使用している
- 申告価格の合計価格を申込書の右下に記入している
- 申込書に記載する申告価格は、(価格)×(枚数)で計算している
- 住所・メールアドレス・電話番号を記入している
- 厚いカード以外は、トップローダーを使用せずにカードセイバーを使用している。
- カードセイバーにはラベルシールが貼られており、ラベルシールには申込番号とライン番号が記載されている
- スリーブは両面透明のスリーブを使用している。
- 1枚の申込書のカードの枚数が150枚を超えていない。
- コインやジャンボカードの申し込みは、個別の申込書に記載している。
- 全てのカードに申告価格を記入している。
- 全てのカードに発行年とカード番号を記入している。
- 申込書は片面印刷であり、両面印刷ではない。
- 申込書のコピーをとってある。
Step2. 発送する
発送前の確認を終えたら、必ず受付期間に到着するように発送しましょう。
受付期間外に到着してしまうと、受付期間前でも受付期間後でも着払いで返送されてしまいます。
発送を終えたら、あとは返却を待ちましょう。鑑定が終了次第、料金の支払いを行う必要があります。
2023年3月分の納期予定は8ヶ月となっています。あくまで予定ですので、申し込みが少なければ、短い期間で返却される可能性もあります。